鼻のかみ方を知らない小さな子供がいる場合は、早めに正しい方法を教えます。
子供にとって小さい穴から息を出すのは意外と難しいため、話を理解できるようになったら息を吸って口を閉じるように指導します。
口を閉じたら、片方の鼻の穴で呼吸する方法を丁寧に教えます。
普段の遊びの中に練習を取り入れる方法もあり、2歳頃から練習を続けると早く慣れます。
一気にかむと耳にダメージを与えるリスクが高くなるので、口から吸って片方の穴から少しずつ息を出します。
子供の様子を見ながら、無理をしないで息を出せるように見守ります。
鼻水が出ている場合は親が補助して、必要な場合は吸引器のような専用の機器を利用すると便利です。吸引器の利用方法については以下に参考サイトを記載しておりますのでそちらをご覧ください。
また、花粉症で粘膜が腫れている場合には治療が必要になりますので、しっかりと覚えておきましょう。
参考サイト:知母時の鼻水吸引器の特徴と使い方 | CHIBOJI公式サイト
要因を知ることも必要
風邪をひいたときや花粉など、鼻水が出るなどのトラブルがあり、要因は人それぞれ異なっています。正しく理解するところから始めていくことが重要になるため、子供の鼻トラブルに対してもきちんと理解をしていくことが求められます。
こどもは口呼吸をするケースが多く、風邪をひいてしまうことのないように、鼻をかんでつまりを取り除くことも必要です。正しいかみ方を知らないこどもも多く、また慣れてくると力任せにかいでしまう事があります。そうすると耳に圧力がかかって中耳炎になるリスクがあります。片方ずつかむことを意識しながら、耳に負担がかからないように注意することも大事です。
正しい方法と危険性
強く吐き出すようにかむのではなく、優しくかむようにした方がいいです。鼻腔と航空は繋がっておりますし、耳にも影響があるように人体構造は出来ています。強く吐き出すことで他の部分に圧力がかかってしまい負担になるのです。
その結果耳部分の鼓膜が傷付いてしまったり、軟骨などが変形してしまうことさえあります。圧力は分散せずに他の部位に負圧になるために起こる現象です。最悪鼻に近い部分の薄い骨が割れたりヒビが入ってしまうこともあります。
正しい方法はゆっくり片方ずつ、強過ぎない圧力で息を吐き出しながら行うのです。そして一度で済ませようと思わずに、息を吸って複数回丁寧に吐き出します。無理は禁物なのです。
正しい練習法
鼻の正しいかみ方は、ゆっくりと片方ずつ小刻みにかむことです。このようにかむことで、耳に負担がかかりません。しかし子供は上手くできないので、正しい方法で練習させる必要があります。ただしいきなりやらせることは、絶対に避けるべきです。
子供には経験のないことなので、いきなりさせると恐怖心を覚えてしまいます。そこで、まず片方の穴から息を出すことから始めます。このとき、ティッシュや毛糸の切れ端などを前に垂らします。そして口を閉じて片方の穴を軽く押さえ、垂らしたものを鼻息で動かすように指導するのです。これにより息を目に見える形にすることができます。この練習法は2歳位から可能ですが、症状がないときに行うことが大きなポイントです。